
かつての派遣会社の後輩、
労働新聞社
にお勤めのOR くんが、年始のご挨拶に来てくれました。
「移転先の名前がマンションみたいだったから、会社を縮小したのかと思ったけど、良かったですよぉ

」と、憎まれ口をたたきつつ 、お土産だと言って、とってもいい本

をプレゼントしてくれました。
現在社会問題になっている
『派遣切り』 は、実は労働者派遣法にも関わりがあるのだろうというのが、私どもの見解です。
製造派遣の期間制限 (3年) が2009年。
この派遣可能期間を超えると、製造関係の派遣ができなくなる。だから巷では
2009年問題と言って、昨年から派遣先企業に対してずいぶんと研修会が催されていました。
多くの派遣社員を抱えている製造大手企業には、頭がいたい問題だったに違いありません。そこへ、急激な景気悪化。派遣社員を〝切る〟のには絶好のタイミングでもあったのです。
「センパイ。
もうひとつの2009年問題がいま、ささやかれているのを知っていますか?」と、OR くん。
「ううん、知らない。なに?」
「製造派遣の解禁に伴って、派遣の
許可申請した派遣会社が圧倒的に多い。その (派遣事業許可申請の)
更新の多くが2009年なんですよ。今の現状を受けて、
財務状態や社会保険加入状況などを踏まえて、厚労省は派遣会社への更新を控える動きが出ているんです。」
なるほどねぇ。でも、それは当たり前のことだから、きちんと規制した方がいい。と、私も思っている。
先の派遣法改正で、派遣会社の許可申請が簡素化されたのも、今の現状を引き起こしている原因のひとつだと思う。
以前は、
支店ごと条件を満たしていないと許可は下りなかったし、
許可番号も支店単位で持っていた。が、今は
本社でひとつ許可番号を持っていれば、全国どこでも営業できるのだ。・・・ということは、
規制緩和によって質の悪い派遣会社もいくらでも出てくるということにもなる。
社会保険も、派遣社員だから入れない・・・ということは全くない。ただ、
社会保険料は派遣会社の利益を大きく下げるのは事実。だから、会社によっては・・・ね。今回の派遣切りにあった人たちが、失業保険の対象にならなかったことが何よりの証拠だ。
何でも、真面目にやろうよ

と思う。
これからは〝考えるチカラがある〟〝工夫をする〟会社、そして
〝ホンモノ〟だけが残る時代になるだろうね。と、お正月早々、
sugino さんとも話したばかりだ。
ん

財務状況

これは頑張らないと

当社も2006年以降に派遣事業申請をしている。すぐに会計士のMK さんに

。
「あのね、赫々然々・・・・・・・で、来期も頑張らないといけないから。」
「大丈夫ですよ。キャリア・ンさんは。でも頑張りましょうね。」