採用業界では、ある定説がある。〝大手にいた人は遣えない〟
例えば、私が以前面接した40歳代のある女性。前職は、某ヤ◎◎。
感じはよい。頭も悪くない。が、おそろしくのんびりしている。
20数年仕事をしてきた人のトゲがない。人としては良い人なんだろう。
30代半ば以上の転職となれば、会社に何が提供できるか?を求められるものだ。職務経歴書には、給与処理・・・と書いてある。
が、自己申請の書類は全く信用できない。
給与処理・・・と聞けば、私は
①タイムカードの計算=労基法や社会保険関係が理解できている。
②入力、出力=給与計算ソフトが使える
③明細の封入、発送=雑用 の全てを経験していると判断する。
しかし、彼女が経験していたのは、③明細の封入と社内メール便への仕分け=雑用だけだった。これだけでも、書類には給与処理と書く。
これは彼女が悪いわけではない。
大手企業というのはそういうものだからだ。
仕事を細分化して、それを振り分ける。誰でもできるように。いつでも交代ができるように。外部社員 (派遣・請負) でもできるように・・・。
会社を大きくする・・・というのは、システム化を進めるということだ。
そこに必要以上の経営者のこだわりは不要。
余計な感情は切り捨てて、淡々とマニュアル化・システム化をする。
おまけに異動もあるから、自分の仕事には責任を持たなくていい。
一方、お客さまの立場からすれば、融通が利かないし、(企業のルールを壊したくないから)我慢をしなきゃいけないし、部署をたらい回しされたり、何かと時間がかかったりする。
「やっぱり会社は大きくしたくないよね。」
組織を飛び出して起業した仲間達は、弱小に割と誇りを持っている。

一昨日、AY ちゃん (3歳) が 「どうぞ。」 と持ってきてくれたぼた餅。お彼岸だったものね。
ママと一緒に作ったんですって。
きなこもあったけど、先生方と分けちゃったから、ここにはないの。
小さな手で一生懸命作ってくれたのだと思うと、美味しさも格別です

AY ちゃん、美味しかったよ。
ごちそうさま。