恩師

先月末、恩師が亡くなった。後輩のYE ちゃんから連絡を頂いたが、急すぎて追悼ミサにも行くことができなかった。

恩師
仕事が終わったので、今から通夜に行くというYE ちゃんにお花料を立て替えて頂くようにお願いしたが、返礼品と共に送られてきたのが御絵だ。「御絵が入っていたので、KZ 先生に早くお届けしたくて・・。」 とYE ちゃんが早々に送ってくれた。

UD 先生には、中・高校時代は国語の教師として、幼稚園教諭時代は園長先生として大変お世話になった。

恩師
国語の教師としては、それは厳しい、厳しい先生だった。あの時代、私の母校には、毅然とした厳しい女性教師が何人かいた。名門女子校といわれる母校の評判を支えてきたのは、このような先生方だったのだと今では思えるし、非常に感謝している。あの先生方がいたからこそ、私達は誇りを持つことができた。十分な愛情も受けたと思う。
そんな先生方が一人ひとりいなくなってしまうのは、本当に淋しい。

一方、幼稚園の園長先生としては、子ども達にとっても甘いおばあちゃんだった。いつもカメラを手にして子ども達の笑顔を撮っていたし、子ども達も園長先生が大好きで、特に年長児はよくお部屋に遊びに行っていた。
「人生の最後に、私は神さまからご褒美を頂いたわ。」 園長先生はそう言って、いつも笑顔だった。
私達教諭の殆どが園長先生の教え子だったが、学生の頃の印象とは違い、とても穏やかで優しかったのを覚えている。園長先生のお宅にはみんなでよくお呼ばれして、手料理を頂いたものだ。

とてもお世話になったのに、最後にご挨拶に行けなくて申し訳ない思いでいっぱい。大正、昭和、平成・・と3つの時代を生き抜いて、93歳で大往生したUD 先生、大変お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。


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