小さくてアットホームな派遣会社 『キャリア・ン』(静岡県浜松市中区野口町395 TEL:053-401-6255) ★当社スタッフにはCareer がan(あります)ということと、★クライアント様にCareerを提案致しますが名前の由来。 クオリティと真心のバランスを大切にした会社を目指しています。
今週の後半はちょっとヘビーでバタバタ していましたが、そろそろ 「良いお年を
」 というご挨拶をする時期にもなってきましたね。
ただでさえあっという間の1ヶ月なのに、年の終わりという特殊な要素も加わるから、余計にせわしなくて・・。ねぇ。
赤電に乗っていた時のこと。
ある駅から制服を着た小学生がた~くさん乗って来た。子ども達が大群で乗って来ると、その無作法な振る舞いゆえにちょっとイヤーな構えた気持ちになるのは、たぶん私だけじゃないはず。
午後の早い時間だったから、席は転々と余裕を持って空いていた。
私がいたところも、ある程度の空間を保って若い男性が座っていた。
ある子ども達が4人私の前に来た。次々に座ったが、どうやら3人しか座れなかったらしい。そしたら驚いたことに、女の子が私の前に立ち、ジッと睨んできたのだ。まるで 「どいてよ!」 とでも言うように。
私は当然どかなかった。私の反対側の横だって席は空いていたし、他の場所も十分空いていた。小学生なんだから、自分で考えて座れるところに座ればよい。何も団体で一緒に座る必要などない。
何より、子どもを甘やかしてはいけない・・・私はそう思っていた。
私が小さな頃は、親に 「子どもなんだから立ちなさい。」 と躾けられたものだ。シルバーシートなんかなくったって、子ども達はお年寄りや妊婦さんや、荷物をたくさん抱えている人を見たら、自然と自分が立って席を譲るのが普通。それが躾であリ、公共の場でのマナーだった。
身近な大人からしっかりと躾やマナーを教え込まれることで、子ども達は相手のことを思いやるとか、弱い人を守ってあげるというような〝人としての心のあり方〟を学んだのだと思う。
それが、今では空いている席があるというのに、思ったようなところに座れなければ、人をどかしてまで座ろうと大人を睨むとは一体どんな感覚なのだろう。どんな親にどんな風に育てられているのだろうか。
こんな風に甘やかされている子ども達が増殖しているから、社会人になっても自分本位な行動しか出来なくなるのだ。〝親切〟と〝甘やかし〟は違う。私は常にそう思っている。
知らんふりをしていたら、私との空間の先に座っていた若い男性が、小学生の肩をトントンと叩いて、席を譲った。
私は〝あーあ〟と、その行為を甚だ残念に思った。
その小学生は男性にお礼も言わず、まるで当然のように座った。
〝だから、そういうことしちゃダメなんだってば!〟私は重ねて思った。
お礼の挨拶もしっかりできない子に、情をかける必要などない。
私はその子達の姿に、将来の日本の若者を見ていた。
席を譲ってもらった後だって、大人しく座っているわけではない。
いすの上をピョンピョン跳ねて喜んだり、お友達の前に立って大声ではしゃいだり、笑ったり、車内で追いかけっこしたり。
会社に戻って、従業員に聞いた。
「ねぇ。この辺で黒っぽい制服を着た小学生ってどこの子?」
「付属じゃないでしょうか。小学生で制服着ているのは、(旧)浜松では付属しかないような気がします。」
「ふぅーん。」
浜松の付属がどんな学校かは私は知らないけれど、今の子ども達に本当に必要な教育って何なんでしょうね。