
鳩山内閣が本格的に始動した。
支持率は68.7% だという。国民はみんな本当にそう思っているんだろうか?ちょっと不思議
改めてマニフェストを読み返してみた。削減とバラまき。私にはどうしてもそう見える。
ムダの削減は必至。それは判る。当たり前だ。ただ、会社の経営もそうだが、ただ削減するだけでは前には進めない。
削減と売上の向上、両者を抱き合わせて対策を講じないと将来の発展はないのだ。
国だって同じだろう。なのに、
経済活動の発展に関する内容は盛り込まれていない。そこに私は大きな不安を感じる。ムダを削減し、そのお金を (一定の世代に) バラまいてもそれだけで終わる。
自ら生み出すお金 (=経済のパイを広げる)がなければ、ムダを削減した後に出てくるお金はない。ゆえに国の発展は見込めないのではないのだろうか?
あと、国からお金をもらうことを常態化するような政策は反対だ。
現役世代に聞けば、現況では高校・大学こそ、本当に子育て資金がかかっている。それこそ親は水を飲むようにして、子ども達に仕送りしているという。これから 『こども手当』 を受ける人たちは、この支援がなくなった (中学卒業) 後、ちゃんと自立できる (してくれる) のだろうか。その後もっとお金が掛かるから・・・と、さらに国にお金を催促したりしないよね?人間は自分勝手で弱いものだ。『子ども手当』 を、いずれ来るお子さまの高校時代まで貯めておくような殊勝な親は少ないと思われる。この政策はどうにも平等性に欠ける。
そうは言っても、16日(水)深夜の大臣会見では、誰一人笑っていなかった。その真剣さに、確かに新しい時代は来たんだなと期待する気持ちは私も理解した。