派遣元の自覚

派遣元の自覚今日から派遣を開始したスタッフさんは、ちょっと曰くつきで当社に来た子だった。
派遣元 (=派遣会社) が派遣先 (=クライアント) についた、たったひとつのウソ。それがスタッフさんを巻き込んだのだ。
ウソをついて顔を出せなくなった派遣会社の担当者は、クライアントとの交渉を全てスタッフさんに任せ、クライアントはそんな派遣会社に当然不信感を持っていく。そして、両者との間に挟まったスタッフさんは、行き場を失い、どうしたらよいか判らなくなっていた。

「仕切り直しをしたいから協力してほしい。」と、相談にいらしたのは、派遣先の社長だった。私はクライアントのためにも、スタッフさんがこれ以上派遣会社にイヤな思いをしないためにも、その申し出を受けた。

予定が入っていて、朝の送り込みには同行してあげられなかったけど、後から派遣先に顔を出した時、スタッフさんが笑顔 icon02 で迎えてくれた。よかった・・・・♪黒 安心した。
私たちは、スタッフさんのこの笑顔を見るために仕事をしている。

午後に面接をした方は、11年間派遣社員として働いてきたが、最近の経営悪化のため、あっさり契約終了を伝えられた方だった。派遣元は、浜松市では有名な資本系の派遣会社。
11年間同じ派遣先への派遣・・・というのもありえない事でちょっと驚いたが、スタッフさんへの対応にも相当驚いた。

派遣会社には、スタッフさんの生活を預かっているという意識が必要だ。仕事=収入=いのちであると。「派遣」 の様々な問題が取りざたされている今こそ、派遣会社はその意味を自らに問うべきであろう。


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