〝いい子〟と〝可愛い〟

地域で割と有名な会社を営む一族の奥さまが、憂いていた。
息子さんのことだ。〝いい子〟なんだという。
「誰に聞いてもウチの子はいい子だと言う。素直で年上の人にも可愛がられるし、無駄に敵は作らない。でも、それじゃ困るのよ。」
「それは辛い。結局〝いい子〟は何にもならないからねぇ。」
「でしょ?KZちゃんのところで、しばらく預かってくれる?」

それは丁重にお断りした。
以前、こんなことがあって下、人を預かるのはコリゴリなのだ。

〝いい子〟は困りますね。やっぱり。他人ならいいけど。
以前の記事で、こんなことを書いたことがあるが、私なりの〝いい人(子)〟の定義は、決して間違っていないんじゃないかと。

〝いい子〟というと、私が真っ先に思い出すのは、レスリングの浜口京子ちゃん。可愛いですよね。性格も良さそう。
でも、思うんですよ。
オリンピックで、今一歩きれい色のメダルに手が届かないのは、彼女に染みついている〝いい子〟気質のせいじゃないかと。
自分をとことん押し切れないというか、ギリギリのところで譲っちゃうとか・・追い込まれた土壇場でフッと気の弱さが出てくるんじゃないかと・・・何だかそう思えるんですよね。
もちろん本人はそんなこと思っているわけもありませんが。

同じような感覚の言葉に〝可愛い〟がある(と思っている)。
こういう言葉が大好きな女性って本当に多い。身内にもいるけど。
いい大人になったある日、「今日、ナントカさんと話していたら、可愛い!って言われちゃったぁ~。」と喜んでいた彼女。
私、思わず言いましたね。
「いい年して可愛いと言われて喜んでいるなんて、あなたおかしいんじゃないの?頭(の中)が可愛いって言われているのよ。恥ずかしいと思いなさい。ったく、情けない。」

〝可愛い〟と〝可愛げがある〟は全く違うものです。


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