ロート製薬が正社員の副業をOKしたニュースは、ちょっと前のこと。
最近は、パラレルワークを薦める企業が多くなってきているのだとか。
その先駆けである
エンファクトリーは、数年前から専業禁止で有名な会社ですよね。確か2年くらいまでにニュースで見たような気がする。
私もパラレルワークは肯定派です。っていうか、むしろやってほしい!
ただ単にやっているだけじゃ意味はありませんけど。学ぶべきものがたくさんあるはずですので、それを全てに活かすことが大前提ですが。
同じ方向を見て仕事をするのは大事なことだけど、同じことしか考えられない集団は、はっきり言って気持ちが悪いです。
「これおかしくない?」と言える人がいないチームには、危機を感じます。
間違った方向に進んでいっても誰も気づかない・・ということですからね。
何より違う考えをする人がいなければ、何も生まれない。
違いが判らない人には、魅力も見つけられないし、工夫も思いつかない。
一人ひとりが面白がってアンテナを立て、色々な経験をし、引き出しを増やして、それが集団になるからパワーが出るんだと思うんです。
今は、仕事を選ぶのも条件を優先する人が多いでしょ。
有給はきちんと取れるか?残業がどのくらいあるのか?育休制度があるのか?福利厚生は整っているか?異動はどの程度の頻度であるか?
子どもが病気になった時にすぐに休めるのか?など。
自分の条件や、やりたくないことが先で、仕事への興味はそれほどない。
だから、新しい視点が生まれにくいんですね。
仕事と好きなことは違う?では、好きなことを色々やればいい。何でも。
前にも話しましたが、当社には保育の仕事とは別に、小学校で本の読み聞かせをやっている先生がいます。だから、月曜日はいつも時短勤務。
でも、こちらの仕事があまりに忙しいので、「もういいかなぁって思っているんです。皆さんに申し訳ないし・・。」と言ってきました。
私の答えは、「続けなさい。」です。
この先生に、声を活かすお仕事(?)はあっている。
それと、感性が他の先生とちょーっとだけ違うんです。モノを見る目が・・。
それを私はとっても評価していて、読み聞かせが理由ではないにしても、仕事・家庭・子ども・ママ友・友達とは違うコミュニティを持っていることが、彼女の何かを変えているのだと思っています。
結局、経験でしか自分の引き出しは埋められないんです。
人とは違う自分はきっと面白い。そんな人の集まりが私は理想です。