ドラッグストアにて

ごきげんよう

2012年03月26日 23:31

風邪が長引いて、体力が落ちているなぁと思った矢先、口唇ヘルペスになった。割といつもの流れだ。最近は、市販薬もあってわざわざ病院に行かなくても治療ができるようになったので便利だ。

仕事が終わってドラッグストアに寄った。
ヘルペシア軟膏 (大正製薬) を買おうと思って空箱を持ち、ついでに他のものもいくつかカゴに入れて、レジに並んだ。
担当の子の名札に 『実習生』 と書いてあった。ちょっと気になったのは、この子、いちいち館内放送をかけてヘルプを呼ぶ。
そのたびに、「さっきと同じだよね。」 「昨日も言ったよね。」 「覚えて。」 と先輩達に言われている。年の頃は20代中後半くらいだ。

私の番になって、案の定館内放送をかけた。
「3番レジ、3番お願いします。」 この辺の暗号の意味は判らない。
女性が走ってきた。いつもにこやかな夜のパートさんだ。
「こんばんは。」 「いつもありがとうございます。」 とご挨拶をしあったあと、その方がちょっと険しい顔になった。「3番じゃないよね。これ2番でしょ。薬でしょ。見れば判るでしょう。気をつけて。薬だから。」
そのパートさんが、「2番お願いします。」 と放送したら、奥から白衣の男性が走ってきた。なるほど・・・・。そうなのか。

白衣の男性から、たいへん申し訳ないけれど、今日はこの薬が売れないんです・・・という話と、その理由、対応について説明を受けた。
そして、小さなメモを頂いた。
『第1類医薬品販売時間 (ガスター10、リアップ、ロキソニンS 等)』 と書いてあって、3/25(日)~4/7(土)の販売時間が記入してあった。
いわゆる薬剤師の在籍時間のことですね

「わかりました。また来ます。」 しょうがない。口は痛いけど、明日もう一度来よう。そう思って、会計をしようと思い、レジに向き直った。 

が、『実習生』 はちーっとも動かない。「レジ、お願いします。」
「でも、いま薬を取りに行ったから。」 ・・・・・・・??????

この子、こんなに目の前で話していたのに、今の会話をなーんにも聞いていなかったんだ。笑える。
先輩達のちょっといらだった口調が理解できた。残念な子だわね。
ウチの子じゃないから注意も指導もする気はないけど、こんなのが増えたら周りはホントにかなわない。

「本当にごめんなさいね。」 「いいえ。大丈夫です。」
パートさんのフォローもこの子の心には響かないんだろうなー。
感じない。ということは、何と幸せなことなんだろう。


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