2009年09月27日 00:21
応募に来る人たちの特徴は、割と人員整理の対象になっていること。「経営状態が悪くなると、会社はまず事務員をリストラのターゲットにするんです。」 彼女達は不満そうに言う。
が、経営者の私にしてみれば、それはごく〝当たり前〟のことだ。現に、今どき大企業ほど、正社員の事務員は新たに採用しない。
事務員というのは、事務処理をすることに専念する。ともすれば、自分の処理をやりやすくするために、営業部隊にあれこれ指示をするコトさえあるのだ。私はそんな先輩に閉口した経験がある。
いったい何のための事務員なのよ?なぜ会社の売上に貢献している営業部隊が、生産性のない事務員に合わせなければならないの?
営業がやりやすくするためにフォローするのが事務員の仕事でしょ!本末転倒。そんな仕事、自己満足でしかないじゃない!
私はずーっとそう思っていたから、その先輩の指示には従わず、自分で全て事務処理までやっていた。その方が断然に効率がいいし、会社の処理ルールに即していた。営業の現場が解っているからこそ、本当に必要な事務処理ができるのだ。
そう。事務職とは営業の延長線上にあるものなのだ。それが理解できる人だけが〝事務のプロ〟といえるだろう。