決断

ごきげんよう

2008年10月09日 03:25

 少し前のニュースで、ナイキがオリンピック選手
 などのトップ選手用の競泳者用水着開発を止め
 ると発表した。
 開発費が膨大な割には供給先が限られるため、
 会社の営業拡大路線にはそぐわないとの判断。

 また先日、吉野家グループの京樽も不採算部門
 のファミレスから撤退を発表。

何事も、始めることより〝継続する〟ことや〝止める〟ことの方が数倍難しい…と実感している。
何かを始めるにはそれなりの思いが存在する。思いとは紛れもない感情の部分であり、元々それがなければ何事も果たし得ない。しかし思いが深い分、客観的部分との折り合いには時間が掛かる。
また、物事には託された目的があって、その目的を果たさぬ前の判断は特に悩ましいものだ。

不採算部門だと十分理解しならも、それを立ち上げた上司や管理職などが、【止める】 決断ができずにいる・・・という例も少なくない。

それでもリーダーは決断しなければならない時がある。
常に会社を守る戦いをしている経営者の想いは、従業員には遠い。   

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