こちらの会社の担当は、正統派優等生のMMちゃん。
でも、この子がとても個性的で、面白くって、可愛いんです
当社の担当になってもう3年経ったんだとか。あっという間だね。
最初に来た時、MMちゃんを見て、私はとっても心配でした。
だって、髪はボサボサでスーツはシワシワで、どんより暗い表情。
女性は、身だしなみに生活が出る生き物。
プライベートでどんな格好をしようと本人の勝手だけど、仕事での身だしなみが整っていないのはちょっと気になる。
(そういえば、昨日行った郵便局のお兄さんの爪がとても長くて、気持ちが悪かったわ。誰も注意しないのかしら?)
おおよそ私が知っているこの会社の女性とは思えなかった。
思わず前任者に「あの子、本当に大丈夫?」って聞いたくらい
あとから確認したら、その時は大変な上司の下にいて、精神的にギリギリの状態だったらしく・・。当社に着任の挨拶に来たのは、周りが見かねて、異動させてもらった直後だったとのこと。
確かに、そのあとはどんどん明るくなって、身ぎれいになって、持ち前のアタマの良さで当社をフォローしてくれた。
「同じ部にはいますので、これからも何かあったらフォローできますので。これ、先生方にどうぞ」と、可愛いラスクを持って来てくれました。(冷蔵庫に入れておいたら、先生方に渡す前に子ども達が見つけて食べちゃってますけど)
後任で来たのは、AKさんという女性。この方、今まで15年間ずっと事務をやってきて、今回の異動で営業になったんだとか。
事務職の女性は雰囲気が違いますので、何となく解りました。
この会社、これから内勤の子を外に出していく方針みたい。
とってもいいことですね事務は、どんどん外に出した方がいい。
そうすれば、書類ひとつ作るのも、誰のために、何のために作るのか判るようになるわ。お客さまが見えるようになる。
「でも、事務が営業になると、辞めていく子多くない?」
「はい、多いです。でも、何でもやらないと判らないし。そのまま辞めるのは悔しいので、私はやろうと思っています。」
立派 そうだ!そうだ!何でもやってみなきゃ判らない。
悔しいっていう気持ちがいいわね。
ここで踏ん張る子と、そうでない子の差は大きいわ。
私、最近ある人にある仕事を振ったら、「社長。これは私の気分転換の域を超えています。」と言われて唖然としたところ。
気分転換をしに会社に来ないで下さい。
気分転換は、ご自分のお金を払ってして下さい。と思いましたね。
後任のホヤホヤ営業さん。応援しようと決めました。
「そぉ~よ~。なんやかんや言ったって、あなた達は会社に守られているんだから。そんな子達が市場に出て来たって遣いものにならないわ。だから、簡単に辞めたりしちゃダメ。頑張りなさい。」