人が動く6月は、ある意味採用業界では正念場月のひとつ。
当社も、募集費を増大して対応。恵まれた6月後半だったと思う。
後半からグッと良くなった 採用は本当に水ものだと思います。
良い、悪いとは何の違いか?と言えば、当社(が求める人材)にマッチしているか?ということに尽きると思う。応募の段階で出来上がっていなくてもいい。素養があるか否か。それだけです。
派遣社員だって、クライアントは〝当社の社員としての人材〟を求めていますからね。自社採用者と基準は同じです。
当社が大事にしているのは、礼儀であり、マナーであり、明るさであり、気付く力であり、善悪の判断の共有であり、謙虚さであり。
それは、そのまま当社が求めている人材と同じなんですよね。
その部分に共感してくれればありがたい。
それこそ、その方が仕事に求めることだと思いますので。
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今週火曜日に面接にいらしたのは、事務系派遣の応募者。
これといって目的の仕事があったわけではなく、派遣会社は数々あれど、HPを見、ブログを読んで、わざわざお電話をくれました。
面接も十分時間を取って、考え方、希望の仕事などを聞きました。
「社長のブログは、ひとつの指標だと思いました。
これが理解出来る人、共感できる方に来て頂きたい。だから、あそこまではっきり書いていらっしゃるんですよね。」と彼女。
「あなたは、年齢的にも、スキル的にも派遣向きではありません。専門性のあることをそこまで経験し、やりたい仕事がはっきりしているのであれば、ご自分で何か始めたらいかがですか?」
これが私の彼女へのメッセージでした。
「ちょっとショックです」と言いながら、彼女は笑顔でした。
そうはいっても折角来て頂いたので、お仕事は探していますよ
何社か当てがあるので、声をかけてみます。YSさん、待っててね
そうそう。派遣のお仕事は、決して仕事ありきじゃないんです。
「人ありき」の潜在的な仕事情報もあります。
皆さんの中にも意中の派遣会社があるのであれば、こんな風に声をかけてみるのもいいと思います。
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水曜日に来てくれたのは、27歳の保育士希望者。
ハロワからの応募で、先に履歴書を送って頂きました。
ハロワ経由の方は、事前に本人とはお話ができませんので、履歴書のチェックは、結構しっかりします。
面接のお知らせの電話も、全く悪くありませんでした。
(携帯だと初めての着信にはぞんざいに出る方が多いのでね。)
一般常識テストをする時、置いてある筆記用具を手に取る前に「お借りします。」と普通に言いました。終わった後、消しゴムのかすをまとめて「どこに捨てればいいですか?」と。
「ハローワークには、保育士の求人がとてもたくさん出ていたと思います。(’15.6/26現在:58名)その中で、なぜ当社に応募して下さったんですか?」との問いには、明確にお答えが出てきました。
「調べたんです。HPを見させて頂き、先生方のコメントも全部読みました。ここには素晴らしい先生方がいて、いろいろなことを教育していただけると感じました。字の間違い、言葉づかい。注意していただけるということは、有り難いと思います。そういうところでお仕事したいと思いました。」
事務であれば何でもいい。簡単な仕事がしたい。気分転換の程度でお気軽な仕事がしたい。条件が合えばどこでもいい。という求職者が長く続きましたが、こんな感覚も段々変わっていったら嬉しい。