私に足りないもの
先週の水曜日、私はとっても焦っていた
週末のお教室で使用するはずの絵本。バックナンバーを2ヵ月前に依頼しておいたのに、直前でやっぱりなかったという連絡を受けたのだ。
2007年3月かがくのとも
まいて きって おいしい!ひなまつり
古い本だから、そう簡単に見つからなくても仕方がないが、こんな直前にないと言われても・・とは思ったが、そこで怒ってみても状況は変わらない。
どうしてもこの絵本が必要・・・と、それから必死で探し、ある絵本の古本屋さんで扱っているのを見つけた。(最初からそうすればよかったわ)
おひさま堂 (栃木県那須郡那須町高久乙1448-15) さん。
でも、水曜日は定休日だった 電話はつながらなかったので、この日はムリかなーと思いつつ、ダメ元で事情を書いてメールをしたら、返信を頂いた。数回やり取りをして、金曜日に必着で郵送して下さることになった。
驚いたのは、この後である。少々無理をお願いしてしまったので、先に代金を振り込もうと申し出たら (当たり前じゃありません?)、「実際に商品をご覧になって、納得いただけたらご入金ください。」 との返事。
しかし、私がもしもずる賢い人だったらどうなんだろう。土曜日に1回読んで、これではなかったので・・と返品することも可能ではないか。
こんな商売の仕方をして大丈夫なのだろうか?正直に言うとそう思った。
でも、そう言えば、私の身近にもそんな人がいる。まりちゃんがそう。
そして、こういう優しさは私にはないものだ。
お客さまを信じている・・そんな気持ちが伝わってくる。
こんな対応をされたら、ちゃんとしないと・・・と誰でも思う。
商売するということはこういうことなのだと、驚きと共に温かさを頂いた。
絵本は、折り目もないきれいな状態で届いた。感謝でいっぱいだった。
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