失敗だったなー。

ごきげんよう

2011年12月15日 04:10

 昨日 (12/14(水)) は、1日派遣元責任者講習のために、アクトのコングレスセンターにカンヅメ。3年に1回 (リーマンショック前には5年で1回で良かったのに・・・。) 受講しなくてはいけないこの講習。今までは静岡や名古屋で受けていましたが、初めて浜松で開催されると聞いて、便利だと思って申込をしたのですが・・・。

最初とあって受講者は30名程度。
こんな小規模な講習は初めて。
おまけに、司会者が、始めの挨拶で 「浜松は製造業が多いので、製造派遣の会社が多いと思いますので、その辺を中心に・・・。」 と言った時から、ちょっとイヤな予感がしていた。

あの講習の内容って、主催団体によって違うのだろうか?
幸か不幸か派遣法の改正がまだ止まっている為 (とはいえ、先日閉会した国会では若干の修正を加えた形で衆議院の方で既に可決したため、次回の国会には改正法が正式に可決されると見込まれる。)、現行は2007年改正の法律で進んではいるが、リーマンショック後の派遣業界への風当たりは強く、特に専門26業種の解釈の是非には私達も悩まされてきた。その点での監査も厳しく、指導を受けた派遣会社も多いし、実際に私達も業務に影響している。近いところでは今年の始めにも身近でちょっとした事件があった。
今回渡されたテキストにも、専門26業種の解釈には多くのページを割いていて、私ももちろんそれだけを取り上げた講習には参加しているものの、3年に1回のこの講習でも、当然触れると思っていた。

派遣会社には一定の資格を備えた 『派遣元責任者』 が必要で、その中の条件の一つとしてこの講習もある。だから証書を頂くためだけに参加している人も多いと思うが、私は自分の知識の見直しのためにちゃんと聞くようにしている。法改正がなかったとしても、細かい部分は結構変わっていたりするからだ。

今回の講習の時間配分は、明らかに製造派遣に偏っていた。それも派遣のひとつの形だから、知っていてもいいことだとは思う。(当初廃止予定だった製造派遣は、今回の修正案で、そのまま法認の方向へ。) しかし、今のこの時期に、派遣の本筋である専門26業務に一切触れないというのはやはり片手落ちではないだろうか。証書は頂いたけれど、何だか腑に落ちない気分で帰ってきた。

いつも受講している 労務管理教育センター (の静岡支部) は、言い方は少し違うかもしれないが地元で実力のある派遣会社が母体である。だから、講師陣もバランスが良くて適切な知りたいリアルな情報を講習で提供してくれた。受講内容を確認したら、項目はほぼ同じだった。
だとすれば、どこを取り上げて説明するか・・だということですね。
やっぱり安心できるいつもの講習にすれば良かったかな。

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