会社が終わるとき

ごきげんよう

2008年12月15日 01:51

11日(木)から当社に来ている実習生のMT さんは、昨年の9月に民事再生手続きをした会社にお勤めしていた方。

実は何年も前に派遣させていただいて、ご縁があった会社だ。当時からちょっと危ないな・・・という兆候は見えていた。当時の営業マンに、その会社から引くように指示したことを覚えている。

「それは大変だったねぇ」
「はい。私達にとっては本当に突然のことで・・・・。結局従業員は一部の人たちを除いて、一番最後に知ることになるんですよね」
「会社は、最後の最後まで従業員を守りたいと思うものだし、心配掛けたくなかったんじゃないかな私ならそう思うと思うな。」
「そうかもしれません。事業の譲渡については、従業員を全員そのまま引き継いでくれるところを・・という条件を出したみたいですから。」

その会社は平成20年4月にある会社に事業譲渡し、今もそのまま営業している。

世界金融危機にさらされている現在、その景気の減速は脅威だ。急激で大きな変化は、バブル崩壊以上のもので、また長期化するだろうと私も強く認識している。当社も来年は辛抱の1年になりそうだ。

ビッグ3救済法案も事実上廃案になり、景気不安も深刻化。製造業に頼ってきた日本経済は、確かに転換期を迎えているのかもしれない。


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