支援とは何か?

ごきげんよう

2012年04月08日 19:32

『生活保護からの自立支援-厚生労働省は7日、生活保護の受給者が働いて得た収入の一部を自治体が積み立て、将来、生活保護から抜け出したときに生活費として手渡す制度を創設する方針を固めた。政府が今秋をめどに策定する 「生活支援戦略」 に盛り込む。(中略)
生活保護受給者は、厳しい経済環境や高齢化を背景に、昨年7月以降、過去最多を更新しており、今年1月に209万人を超えた。厚労省はこうした状況を受け、現役世代の受給者を対象とした自立支援策が必要と判断した。』   時事通信 4月7日(土)19時49分配信から

日頃から思っていることがある。〝支援〟とは何か?
辞書で〝支援〟という言葉を引くと、【力を貸して助けること。他人を支え助けること。援助。後援。】 と書いてある。

助けるのは判る。力を貸すのも判る。弱き者を助けるのは当たり前だ。
でも、その目的は何か?を私は問いたいのだ。
〝支援〟の先には〝自立〟がなければいけないのではないか?
企業もそう。人もそう。復興もそう。就労もそう。子育てだってそう。
〝支援〟するのは大切なことだが、それに頼りきるようではいけない。
〝支援〟が〝甘え〟の拠りどころになってはいけない。

そんなこと、支援を受ける側の自覚や良識、心持ちで十分解るようなことなのに、わざわざ国が考えて制度を作らないとダメなんだね。
ニッポン人のプライドはどこに行ったのだろう。

当社は、2年間 (昨年度・今年度) 浜松市の子育て支援のひとつである 「子育て支援ひろば」 のプロポーザルにノミネートした。
私がその企画を貫くコンセプトとしたのは、紛れもなく〝支援〟を通しての〝自立〟だった。結果はNG。(ある方曰く)原因は他にもあったのでしょうが、内容も、提案も、難しくキツかったのでしょうね。

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